陸自ヘリ事故;2人の遺体が沖縄本島へ到着、岸田首相「痛恨の極み」
4月 17, 2023 15:46 Asia/Tokyo
沖縄県・宮古島沖で陸上自衛隊のヘリコプターが消息を絶った事故で、海中から引きあげられ死亡が確認された2人の遺体が検視や司法解剖のため沖縄本島へ搬送されました。
日本の報道各社によりますと、現地時間の16日日曜に宮古島沖の海底から引きあげられたこの2人はその後、死亡が確認されていました。
17日月曜午前には、航空自衛隊宮古島分屯基地から2人の遺体を乗せたとみられるヘリが離陸し、同日正午ごろ沖縄本島に到着しました。
防衛省関係者によりますと本島で検視や司法解剖が行われるということです。
宮古島沖では16日、潜水艦救難艦「ちはや」による飽和潜水で海底に沈んだヘリの捜索が行われ、壊れた機体の主要部分と乗っていた隊員とみられる5人が見つかっていました。
一方、17日朝からはヘリに残る3人の救助活動も続いているとみられ、「ちはや」では飽和潜水とみられる作業の様子も確認されました。
なお、岸田文雄首相は同日、首相官邸で記者団に対し、陸上自衛隊のヘリコプター事故で2人の死亡が確認されたことについて「痛恨の極みだ」と語り、原因究明に努めると強調しました。
また「10名の隊員が一日も早く家族のもとへ帰ることができるよう全力を尽くす」とも述べています
今月6日午後、第8師団長の坂本雄一陸将を含む10人が搭乗したヘリ「UH60JA」が、偵察訓練中に宮古島北西の洋上でレーダーから機影が消え、行方不明者の捜索が続けられていました。
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