沖縄防衛局が土砂搬入を準備、キャンプシュワブ北側埋め立てへ
6月 17, 2023 20:52 Asia/Tokyo
-
沖縄防衛局 キャンプシュワブ北側埋め立てへ 土砂搬入を準備
沖縄のアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設工事で、沖縄防衛局がキャンプシュワブの北側を埋め立てるために使う土砂を運び込む準備をしていることが分かりました。
NHKによりますと、これまで埋め立てに使われた土砂の3分の1にあたり、浜田防衛大臣は16日の閣議後の記者会見で、キャンプシュワブの北側の埋め立てに必要な土砂の準備であることを明らかにしました。
キャンプシュワブの北側は埋め立て予定地に軟弱地盤があり、国は改良工事を行うため設計変更を申請していますが、県は承認せず今も裁判が続いていて、設計変更に沿った工事は行うことができませんが、浜田大臣は南側のすでに埋め立てた場所に仮置きするのは問題ないという認識を示しました。
沖縄防衛局がキャンプシュワブの北側を埋め立てるために使う土砂を運び込む準備を進めていることについて、玉城知事は16日金曜午後、記者団の取材に対して「国と係争中であることを含めると、いかがなものかなと言わざるを得ない。国に対して求めることは、埋め立てをせず、辺野古に移設をしないこと。工事を即中断して、われわれが申し入れていることに真摯に対応していただきたい」と述べました。
アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設工事をめぐって、沖縄防衛局は現在、県から承認を得ているキャンプシュワブの南側を埋め立てています。
現在、南側の大部分で作業が終わっていますが、沖縄防衛局は今年4月、およそ100万立方メートルの土砂を運び込む工事の入札公告を行っていたことが分かりました。
タグ