安倍首相とプーチン大統領が平和条約の締結について協議

日本の安倍総理大臣とロシアのプーチン大統領が、両国の平和条約の締結に関して協議しました。

ロイター通信が、ペルーのリマから伝えたところによりますと、安倍首相は、19日土曜、APECアジア太平洋経済協力会議首脳会議の傍らでプーチン大統領と会談した後、「ロシアとの平和条約の締結について道筋は見えてきている」と語りました。

安倍首相は記者会見で、「我々は戦後70年、平和条約を締結できておらず、その交渉はそう簡単ではない」としながら、「道筋が見えてきてはいるが、一歩一歩山を越えていく必要がある」と語りました。

このことは、12月半ばに予定されている両国の首脳会議の進展への期待を高めるものとなっています。

日本とロシアは、長年に渡り、北方領土問題を巡って対立しおり、この対立が、両国の平和条約の締結を妨げています。

安倍首相はこの会談の後、プーチン大統領に対し、12月16日に東京で首脳会談を行い、経済問題について話し合いたいと語りました。

プーチン大統領は、来月15日と16日に日本を訪問する予定です。