ロシア外務次官、恒久的な北方領土の領有権を主張
12月 03, 2016 17:48 Asia/Tokyo
ロシア外務次官が、北方領土はロシアの分かちがたい領土の一部だとしました。
イルナー通信によりますと、ロシアのモルグロフ外務次官は2日金曜、北方領土問題に関する日本の立場に対して、ロシアの以前からの立場を強調し、日本との平和条約の締結に向けた話し合いにおける、ロシアの立場は変わっていないと語りました。
モルグロフ次官はまた、日本は無条件で、北方領土に関する第2次世界大戦の結果を受け入れるべきだと述べました。
北方領土は石油や天然ガス、水産資源などにより、経済的、戦略的に重要な場所となっており、第2次世界大戦後、ソ連、ロシアが領有しました。ロシアは北方領土の領有権に関して疑いを持っておらず、第2次世界大戦後の状況を決めた文書や宣言の結果だと訴えています。
日本とロシアが第2次世界大戦後に平和条約を締結していないことから、日本は話し合いを機会として利用し、北方領土返還の下地を整えていますが、ロシアの強硬な立場により、この努力はこれまでのところ成果が出ていません。
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