日本が、アメリカと中国の圧力により保有するプルトニウムの量を削減
7月 31, 2018 20:08 Asia/Tokyo
日本が、アメリカや一部の近隣諸国の圧力を受け、保有するプルトニウムの量を削減します。
ロイター通信によりますと、日本は核兵器を保有しない国の中では、最も多量のプルトニウムを保有しています。
日本の報道各社は先月、アメリカ政府が日本に対しプルトニウムの保有量を削減するよう求めてきたことを明らかにしました。
日本政府は、いつごろどのくらいの量のプルトニウムを削減することになるかは明らかにしていませんが、以前に燃料としてプルトニウムを使用する複数の原子炉を、福島原発事故後に閉鎖しています。
2011年に、マグニチュード9の東日本大震災により、福島第1原子力発電所は大きな被害を受け、稼動を停止しました。
日本は、大量のプルトニウムを保有する唯一の国ですが、核兵器は保有していません。
しかし、この問題は中国やそのほかの近隣諸国の安全保障面での懸念材料となっています。
昨年末の時点で、日本は47トンのプルトニウムを保有しており、そのうち21トンはイギリスに、15トンはフランスでの再処理を依頼しています。
この程度の量のプルトニウムは、数千発の核弾頭を製造できる十分な量とされています。
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