熊本 豪雨災害から1週間 行方不明者の捜索活動続く
熊本県に甚大な被害をもたらした豪雨災害から11日で1週間となります。
NHKニュースによりますと、県内では依然として9人が行方不明となっていて、警察などによる捜索活動が続いています。
今回の記録的な豪雨で、熊本県では球磨川が各地で氾濫したり、土砂崩れが相次いだりするなど各地で甚大な被害が出ていて、県内ではこれまでに60人が亡くなり、依然として9人が行方不明となっています。
このうち、県南部の津奈木町では、住宅1棟が崩れた山肌に押しつぶされ、町によりますと、住人の83歳の女性と58歳の息子が行方不明となっています。現場では警察、消防、それに自衛隊などが県外からの応援を含めおよそ200人体制で捜索を続けていますが、11日の捜索は朝方の激しい雨の影響で、予定より2時間遅れて午前9時から始まりました。
行方不明者の家族が心配そうに見守る中、捜索隊は重機で土砂や木材を慎重に取り除くなどして捜索にあたっていました。応援で捜索に入っている三重県警広域緊急援助隊の中西賢伍 小隊長は「大量の土砂とたび重なる大雨で地盤が緩んでいて重機による活動が難しい状況ですが、ご家族と同じ気持ちで救助にあたり、行方不明者を一刻も早く見つけたい」と話していました。
ガーリーバーフ・イラン国会議長は8日、日本の衆議院・参議院両議長に宛てて個別にメッセージを送り、豪雨・土砂災害の犠牲者に哀悼の意を示しました。
イラン外務省のムーサヴィー報道官もこれに先立ち、日本での豪雨災害発生に遺憾の意を示し、日本国民と政府、犠牲者の遺族に対しお見舞いのメッセージを寄せています。
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