政党トップ選び、女性候補ゼロ 阻む派閥政治、野党も機を逸す
9月 10, 2020 18:05 Asia/Tokyo
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稲田朋美幹事長代行と野田聖子元総務相
安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選で、女性候補は擁立されませんでした。
共同通信によりますと、自民党総裁選に立候補を模索していた稲田朋美幹事長代行と野田聖子元総務相はいずれも不出馬となりました。トップ選びの場に女性が出られない背景として、派閥政治の存在が指摘されています。立憲民主、国民民主両党などが結成する合流新党の代表選も、男性の一騎打ちとなっています。女性の積極登用を掲げながらも“本気度”を示して、与党との差異をアピールするチャンスを逸した格好です。
稲田氏はこれまで、総裁選出馬に強い意欲を示していました。一方で、それまで稲田氏を支持してきた伝統的家族観を重視する一部の保守系議員からは距離を置かれ、最終的には所属派閥の決定に従うことになりました。
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