露・サハリン州政府、北方領土を日本の領土とした地図の使用を理由に職員を解雇
10月 27, 2020 18:59 Asia/Tokyo
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ロシア・サハリン州
ロシア・サハリン州政府が、北方領土が日本の領土として描かれている地図を使用した職員を解雇しました。2
ロシア・スプートニク通信によりますと、北方領土を事実上管轄するロシア極東サハリン州政府広報室は26日月曜、「サハリン州漁業局の職員は、地図に関する重大なミスで解雇された。解雇が行われたのは、サハリン州における企業活動支援に関するワーキンググループの会合の直後。プレゼンテーションで、インターネット上の日本の情報リソースの地図が使用された。日本が北方領土と称するクリル諸島が、日本の北海道と同じ色に塗られていた」と表明しています。
同広報室によりますと、この会合の参加者らは「今回のミスは許しがたい怠慢だ」としているということです。
この問題に関する調査の結果、地図に関してミスを犯した職員とサハリン州漁業局のイワン・ラドチェンコ局長の2人が有責とされ、ラドチェンコ局長は戒告処分となりました。
同広報室はまた、リマレンコ・サハリン州知事が怒りを露にするとともに、「国境の不可侵性は憲法で定められており、その改変の片りんは断じて許しがたい。このような怠慢は最も厳しい方法で罰する必要がある」と述べたことを明らかにしました。
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