嘉手納基地で悪臭被害、住民の半数が被害
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沖縄県の米軍嘉手納基地周辺
沖縄県の米軍嘉手納基地周辺で近年、顕著になっている悪臭被害について、嘉手納町民の49%が悪臭による被害を訴え、そのうち31%が航空機による排ガスや悪臭などで「気分が悪くなる」と身体の異常を感じていることが分かりました。
沖縄タイムズによりますと、嘉手納町が住民300人に実施した「嘉手納基地被害聞き取り調査」で明らかになりました。
町による住民への聞き取り調査は2006年度以来、2度目です。騒音値や苦情件数では分からない具体的な被害実態を把握するのが目的で、昨年12月~今年3月にかけて18歳以上を対象に、全6行政区に分けて実施しされました。質問は19項目で、騒音被害など前回調査の内容に加え、新たに悪臭被害について聞き取りしました。
悪臭について、全体の56%が「とても臭い」、「臭い」と感じるとし、49%が悪臭被害を「非常に受けている」、「少し受けている」と回答しました。被害を受けている町民のうち、航空機の排ガスや悪臭、熱風によって「気分が悪くなることがある」と体に異常を感じたことがあるのは31%で、「頭が痛くなることがある」(11%)、「息苦しいことがある」(9%)と続いた。13%は「異常を感じたことがない」となっています。
町は嘉手納基地に常駐する「E3早期警戒管制機」が発生源とみており、當山宏町長は「悪臭被害を感じている町民がかなり多いことが、調査で改めて分かった。他の基地所在市町村では悪臭被害の話はあまり聞かず、被害の大きさは嘉手納町に限ったものではないか」と強調し、「町民に満遍なく話を聞き、より正確な被害実態を把握した説得力のある資料として、今後の要請活動で活用していく」と話しています。
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