日本で、ワクチン保管冷蔵庫の増産が急ピッチで展開
(last modified Wed, 03 Feb 2021 08:43:10 GMT )
2月 03, 2021 17:43 Asia/Tokyo

新型コロナウイルスのワクチンの保管に必要となる「超低温冷凍庫」を製造する医療機器メーカーが、急ピッチで増産に努めています。

中でも、「超低温冷凍庫」での世界シェア2位を誇る医療機器メーカー「PHC」は、マイナス80度に対応できる「超低温冷凍庫」を、群馬県大泉町の工場で製造しており、来月から工場を24時間体制に切り替え、生産台数を2倍に引き上げる計画です。

特に米製薬大手ファイザー社のワクチンは、保管にマイナス75度前後で冷凍できる「超低温冷凍庫」を必要とすることから、国内でのワクチン接種が近づく中、「PHC」には問い合わせが殺到しているということです。

PHCホールディングス広報担当の平田千慧さんは「日本を含め世界各国から依頼を受けているので、供給できるように今後、数か月は増産体制を続ける予定です。これまで培ったものづくり力や技術力を生かして、今後も生産にあたりたい」と語りました。

また、新潟県の家電メーカー「ツインバード工業」も保管や保冷のための保冷庫の増産に踏み切っており、マイナス20度前後での保管が必要となる米製薬大手モデルナのワクチンを想定し、マイナス40度にも対応できる保冷庫の生産能力を10倍に引き上げています。

 

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