五輪組織委が臨時会合開催へ、森会長の発言で対応協議
2月 09, 2021 19:39 Asia/Tokyo
-
森喜朗会長
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は9日、森喜朗会長(83)の女性差別発言により数百人の大会ボランティアが参加を辞退したことを受け、今週中に臨時会合を開催する方向で調整に入っていると報じられました。
フランス通信によりますと、失言がたびたび問題になる森会長は先週、「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかる」と発言し、国内外に波紋が広がりました。
森会長はその後この発言を謝罪したが、辞任の意向はないとし、国際オリンピック委員会(IOC)は謝罪を受けて、この問題は「終了」したとの立場を示していました。
共同通信とフジニュースネットワークは、組織委が対応を協議するため週の後半に臨時会合を開催する意向だと報じました。
今夏の東京五輪・パラリンピックに向けては、約8万人のボランティアが採用されたが、森会長の発言以降、約390人が参加を辞退したと伝えられています。またNHKによれば、2人が聖火ランナーを辞退し、組織委には森会長の発言に対する抗議が約4000件寄せられたということです。
女子テニスの大坂なおみ選手は、森会長の発言は「無知」だとして批判しています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj
タグ