日産前会長ゴーン被告 幇助したトルコ人らに禁固刑
2月 25, 2021 14:01 Asia/Tokyo
トルコで24日、日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告のレバノン入国を幇助したとして起訴されたトルコ人3人に対し、司法当局が禁固刑4年2か月の判決を下しました。
AFP通信によりますと、今回、禁固刑が言い渡されたのはプライベートジェット運営会社の従業員1人とパイロット2人です。
ゴーン被告は2019年12月、保釈中であるにもかかわらず、イスタンブールを経由してレバノンに入国していました。同被告の日本からの出国、経由地のトルコ入り、そこからの出国にあたっては複数の人間の幇助があったとされています。
一方、毎日新聞が報じたところによれば、同日、東京地裁では金融商品取引法違反に問われている日産元代表取締役、グレッグ・ケリー被告の公判が行われ、日産の西川広人前社長(67)が証人として出廷しました。
検察は、ケリー被告がゴーン被告と共謀し、ゴーン被告の役員報酬約91億円を有価証券報告書に記載しなかったと疑いをかけています。証人として出廷した西川氏はゴーン前会長の退任後に報酬を後払いする契約書に数回にわたってサインしたと証言しましたが、「未払い報酬」の存在は「全く認識していなかった」と主張しました。
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