菅首相、「山田広報官辞職はやむを得ず」
(last modified Mon, 01 Mar 2021 11:20:59 GMT )
3月 01, 2021 20:20 Asia/Tokyo
  • 山田真貴子内閣広報官
    山田真貴子内閣広報官

菅義偉首相が、「山田真貴子内閣広報官の辞職はやむを得ないと判断した」と語りました。

ロイター通信が1日月曜、東京から報じたところによりますと、菅首相は同日の衆院予算委員会で、山田真貴子内閣広報官が同日付で辞職したことに関し、杉田和博官房副長官から報告を受け「やむを得ないと判断した」と述べています。

また、立憲民主党の枝野幸男代表からの「先週金曜の段階で『辞めてくれ』とお願いすべきだった。遅きに失していないか」との詰問に対しては「(山田氏が)2週間程度の入院・加療が必要で、やむを得ない」として理解を求めています。

衆院予算委に先立ち、加藤官房長官は「山田氏が2月28日夜に入院先から杉田官房副長官に辞意を伝え、副長官から連絡を受けた首相は、やむを得ないと、応じた」ことを明らかにしていました。

また、山田氏が首相の長男らから高額接待を受けたのは当時総務相だった菅氏の息子だったからではないかとの山井和則委員(立民)の質問に対しては「因果関係は分からない」としました。

山井委員は菅首相が自身の著書でNHK改革に反対した総務官僚を更迭したと記述している箇所を引用し、菅氏が人事権によって官僚の忖度を誘発してきたと指摘しました。これに対して菅首相は「官僚の左遷など、人事を感情で行ったことはない。人事は政策で決めている」と反論し、「公約したNHK改革に反対する人を(担当ポストに)置いておいていいのか」、「政策の方向性は政治が決めるべき」などと強調しています。

 

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