沖縄県の具志堅氏、沖縄戦犠牲者の遺骨眠る土砂の使用の中止を求め陳情
3月 03, 2021 20:33 Asia/Tokyo
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具志堅隆松さん
沖縄戦の犠牲者の遺骨が眠る沖縄本島南部の土砂を、名護市辺野古沖の埋め立てに使う計画の断念と採掘の中止を求め、同県民の具志堅隆松さんが、県議会を訪れ、陳情書を出すとともに、この問題の議会での協議を求めました。
具志堅降松さんは、沖縄戦で亡くなった大勢の人たちの遺骨が眠る沖縄本島南部の土砂を、名護市辺野古沖の埋め立てに使う計画の断念と採掘の中止を求め、今月1日からハンガーストライキを行っています。
NHKによりますと、本島南部の土砂をめぐっては、沖縄防衛局がアメリカ軍普天間基地の移設に伴う名護市辺野古沖の埋め立てに使うことを計画しています。
具志堅さんの陳情書では、土砂の使用について「遺骨とともに軍事基地建設のための埋め立てに使うなど戦没者を冒とくするもので、人間の心を失った行為だ」とされているほか、現在、開発の届け出を出している採石業者に対し、県が自然公園法に基づき中止を命じるよう求めています。
具志堅さんは「今回の土砂の問題は人間の尊厳に関わる問題で、基地の建設に賛成・反対、以前の問題だ。基地の建設に賛成する議員についてもこの問題について考えてほしい」とコメントしました。
なお、議会事務局によりますと、この陳情書は受理され、今月下旬に開かれる委員会で審議されるということです。
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