静岡・熱海市で土石流が発生、 20人が行方不明(動画)
7月 03, 2021 21:15 Asia/Tokyo
静岡県熱海市の伊豆山地区で3日土曜午前、土石流が発生して多数の住宅が流され、およそ20人が行方不明となっているほか、2人が心肺停止となっています。
静岡県によりますと、3日午前10時半ごろ熱海市伊豆山地区の逢初川で土石流が発生し、多数の住宅が流されました。
現在、警察や消防、自衛隊などが救助活動を行っていて、県の報告では2人が海上保安部により海で心肺停止の状態で救助され、ほかおよそ20人が行方不明となっています。
静岡県の川勝知事は3日夕方記者会見を開き、今回発生した土石流について、「海上で2人が心肺停止の状態で見つかったほか、およそ20人の安否がわからなくなっているという
情報が入っている。避難をしている人も多く、心からお見舞い申し上げる」と述べました。
また、「今後さらに雨が降ることも予想されるが、すでに地盤が緩んでいるところがある。危ないところからは避難所などに避難し、自治体の情報に注意して安全の確保に万全を期して欲しい」と呼びかけています。
被害があった現場の調査に訪れた静岡大学防災総合センターの北村晃寿 教授は「熱海は、非常に海岸に迫っている急勾配な地形で、谷沿いは特に土石流が起きやすい危険な場所だ。同じような岩石は伊豆半島全体にあり、きょう土石流が起きた場所以外でも、同じようなことが起きてもおかしくないので、雨が続けばしばらく危険な状態が続く」とコメントしました。
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