東京で韓日外務次官協議を実施
7月 20, 2021 20:19 Asia/Tokyo
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が東京五輪に合わせた訪日の見送りを決定してから一夜開けた20日、東京で両国の外務次官による協議が行われました。
韓国のヨンハプ通信によりますと、崔鍾建(チェ・ジョンゴン)外交部第1次官と森健良外務次官はこの日午後、外務省で両国の懸案について協議しました。
韓国大統領府は19日、文大統領が東京五輪中に日本を訪問しない方針を決めたと発表しましたが、その背景には、在韓日本大使館の相馬弘尚総括公使が韓国メディアとの懇談で、文大統領の韓日関係改善に向けた努力を不適切な表現を用いて批判した問題があったとされています。
崔氏はこの日の協議で、両国関係改善を巡る日本政府の意思と真意を確認する一方、相馬氏に対する迅速な措置を求めたとみられます。その他には、旧日本軍慰安婦被害者や日本による植民地時代の強制徴用被害者を巡る賠償判決問題など両国の懸案のほか、新型コロナウイルスへの対応などでの協力についても協議されたもようです。
両氏は協議に先立ち記念撮影に臨んだものの、冷え込んだ両国関係を意識してか「ひじタッチ」も行いませんでした。
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