加藤官房長官、ファイザー製ワクチンに異物混入も「安全性に問題なし」
8月 31, 2021 20:18 Asia/Tokyo
加藤官房長官は、ファイザー社製の新型コロナウイルスワクチンに異物が混入していた問題で、異物は薬剤の入った容器に注射針を差し込んだ際、ゴム栓が削れたことによるものという製造元からの回答を伝え、ワクチンそのものの安全性には影響はないとの見解を示しました。
加藤長官は31日火曜の記者会見で、「厚労省がファイザー社に確認したところ、ワクチン薬液が入っている容器に注射針を差し込む際にゴム栓が削られたことにより異物が混入したという回答を得た」と述べました。
その上で、「ファイザー社やモデルナ社製に限らず、一般にこのような現象が発生する可能性はごく稀だが、ワクチン製造工程においてゴム栓由来の破片が混入する可能性がある。いずれもワクチンの安全性には問題はないと聞いている」と述べました。
ワクチンへの異物混入を受け、モデルナ社製ワクチンの日本国内の販売流通を担当する武田薬品工業は、異物混入が発見されたロット、および同時期に同ラインで生産され、使用中止となるロット番号を公表しています。対象ロット番号は3004667、3004734、3004956で合わせて約163万回に相当します。
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