沖縄戦の激戦地浦添市で、戦没者追悼式典が実施
10月 12, 2021 18:19 Asia/Tokyo
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沖縄戦の戦没者追悼式典
沖縄戦の激戦地の1つで、当時の住民の4割以上が米軍との戦いにより死亡した浦添市にて戦没者を追悼する式典が行われ、遺族などが平和への思いを新たにしました。
NHKによりますと、浦添市は76年前の沖縄戦で日米両軍による凄惨な戦闘の現場となり、当時9000人余りだった住民のうち4割以上が死亡しました。
この追悼式典は激戦地となった前田高地にて、戦没者の慰霊塔が建てられたこの時期に毎年行われます。
もっとも、75回目となった今年はコロナ禍とあって規模を縮小して行われ、浦添市の遺族会や市関係者など10人余りが参列しました。
このなかで、沖縄戦で父や弟など家族4人を亡くした浦添市遺族会の宮城實会長(80)は「浦添でも幼い子どもを含む多くの民間人が犠牲になった。沖縄戦から76年がたち、ほとんどが戦争を知らない世代となったが、『決して風化させてはいけない』との思いで語り継いでいきたい」との決意を述べています。
続いて、参列者は献花により犠牲者らを悼みました。
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