林外相のスイス訪問中止、「オミクロン株」確認によるWTO閣僚会議の延期受け
(last modified Sat, 27 Nov 2021 06:58:44 GMT )
11月 27, 2021 15:58 Asia/Tokyo
  • WTO世界貿易機関
    WTO世界貿易機関

南アフリカでの新型コロナウイルス変異株の確認により、WTO世界貿易機関の閣僚会議延期にともない、日本の林外相と荻生田経済産業大臣のスイス・ジュネーブ訪問が、急遽見送りとなりました。

NHKが27日土曜、報じたところによりますと、南アフリカで新たな変異ウイルスが確認されたことを受けて、WTO今月30日からジュネーブで開催予定だった閣僚会議の延期を発表しています。

これを受け、この会議に出席予定だった林外務大臣と萩生田経済産業大臣のスイス訪問は取りやめとなりました。

南アフリカで新たな変異ウイルスが確認されたことから、各国などでアフリカ南部からの渡航制限などの水際対策を強化する傾向が進んでいます。

こうした事態を受け、WTOは26日金曜に緊急会合を開催し、今月30日から来月3日までジュネーブで4年ぶりの開催を予定していた閣僚会議の延期を発表しました。

この問題について、WTOは「不幸な情勢とそれが引き起こす不確実性を考慮すると、閣僚会議を延期し、条件が整った段階でできるだけ早く再開することを提案する以外に選択肢はないと考えている」としています。

今回の閣僚会議では、新型コロナウイルスのワクチンや医療機器への公正なアクセスのルール作りなどが議論されることになっていましたが、WTOは参加者の健康と安全が最優先だとし、今後の議論の方法については改めて検討する意向です。

 

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