日本に強い寒気が襲来、気象庁が注意喚起

数年に一度クラスの強い寒気が流れ込んでいる影響で、日本海側では25日夜から雪が強まり、平地でも積雪が増えています。

NHKが26日日曜、気象庁の発表として報じたところによりますと、日本の上空には数年に一度クラスの強い寒気が流れ込んでいて、北日本から西日本にかけての日本海側を中心に雪が強まっています。

日本時間の同日午後2時の積雪は群馬県のみなかみ町藤原で92センチ、福島県只見町で77センチとなっているほか、富山市と京都府舞鶴市で36センチ、滋賀県彦根市で35センチ、福井市で22センチ、鳥取市で21センチなどと平地でも積雪が増えています。特に、山陰や近畿北部、東北の日本海側などでは局地的に1時間に5センチ以上の雪が降っています。

この強い寒気は、西日本の太平洋側まで南下するため、近畿や東海の都市部のほか四国や九州の平地でも積もる可能性があります。

さらに、広い範囲で風も強まることが予想されておりｍ特に北海道と東北、新潟県では26日の最大風速が20メートルから25メートル、最大瞬間風速が30メートルから35メートルと予想され、猛吹雪のおそれもあります。

26日は短時間で大雪となって車の立往生などのおそれもあり、気象庁などはなだれや着雪による停電に注意喚起するほか、大雪が予想される地域では不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。

警察や滋賀県によりますと、大雪の影響で、滋賀県高島市の国道303号線で大型トレーラー1台と乗用車3台が動けなくなって道を塞いでいるということです。

このため、高島市今津町と福井県若狭町熊川の間を午前7時から通行止めにして、車両を移動するための作業を進めています。

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