トヨタ、取引先がサイバー攻撃受け国内全工場停止
3月 02, 2022 17:32 Asia/Tokyo
トヨタ自動車が、取引先企業がサイバー攻撃を受けたことから、国内の全工場の稼動停止に追い込まれました。
トヨタ自動車は1日火曜、車の内装や外装の部品を製造する取引先企業「小島プレス工業」がサイバー攻撃を受けたため、国内にある全ての工場を停止しました。
今回のサイバー攻撃は、身代金要求型の“ランサムウェア攻撃”とみられています。
この問題について、攻撃を受けた企業が、英文で「3日以内に連絡しなければデータを公開する」という趣旨の脅迫を受けていたことが判明しました。
トヨタ自動車は暫定的にシステムが復旧したことを受け、2日水曜朝から国内全ての工場で稼働を再開しました。
システムの完全な復旧には1,2週間かかる見通しだということです。
トヨタは「関係仕入れ先とともに、部品不足に対するあらゆる対策を図り、1日でも早く、お客様に車を届けられるように尽力する」とコメントを出しました。
なお日本経済産業省は先週、ロシアの最近の行動に鑑み、サイバー攻撃のリスクが高まっているとして企業に対策の強化を訴えていました。
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