林外相が米原子力空母を視察、日米同盟の強化を強調
4月 24, 2022 16:56 Asia/Tokyo
日本の林外相は、日本近海の太平洋上に展開している米原子力空母「エイブラハム・リンカーン」を視察し、日米同盟の強化を強調しました。
時事通信によりますと、林外相は23日土曜、エマニュエル駐日米大使とともに同空母を視察し、ステルス戦闘機F35Cなどの発着訓練の様子を見学したほか、米第7艦隊のトーマス司令官らと意見交換しました。
NHKによりますと、視察後の記者会見で林外相は、「この地域での空母の活動は、『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向けた米国のコミットメントを体現するものだ」とし、「日米同盟はインド太平洋地域および国際社会の平和と安定の礎となっている。日米同盟の抑止力の強化に向けて、引き続きアメリカと緊密に連携していく」と述べました。
一方、エマニュエル氏もロシアの対ウクライナ攻撃を念頭に、「日米が大事にしている価値観や地域の平和を侵略者が脅かしている」として、同盟強化の重要性を訴えました。
こうした中、中国や北朝鮮は以前から、東アジア地域の不安定要因は米軍の駐留であると非難しています。
アメリカは両国への抑止のため、日本や韓国などとともに共同軍事演習を行い、地域の緊張の原因となっています。
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