辺野古沖の護岸工事の現場周辺で抗議行動、着手5年を機に
4月 25, 2022 20:00 Asia/Tokyo
沖縄のアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古沖の護岸工事現場周辺で、米軍基地の移設に反対する人々が工事の中止を訴えました。
NHKによりますと、沖縄のアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古沖への移設工事で、国が護岸工事に着手して25日月曜で5年になります。
同日は移設に反対するおよそ70人が周辺の漁港や浜辺に集まり、カヌーに乗り込むなどして海に繰り出し、抗議行動を起こしました。
そして、沖合で抗議活動を行い、シュプレヒコールを上げて工事を中止するよう訴えています。
名護市から参加した女性は「基地建設は沖縄県民にとって無意味なものだし、私たちに何をもたらすのか見えてこない。国に私たちは負けないぞ、あきらめないぞという意思を伝えたい」と話していました。
また、キャンプシュワブの前でも移設に反対するおよそ20人が座り込み、プラカードを持って抗議しました。
移設工事をめぐっては、埋め立て予定区域で見つかった軟弱地盤への対応などについて沖縄県と国の対立が続いています。
アメリカ軍普天間基地の移設工事で、名護市辺野古沖では5年前の平成29年4月25日、国が埋め立て予定地を囲う護岸工事に着手し、その後、土砂の投入を進めています。
沖縄防衛局によりますと、先月末までに投入された土砂の量は東京ドーム1.6個分にあたる、およそ203万立方メートルで、全体に必要な量の1割となっています。
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