3月 26, 2023 19:14 Asia/Tokyo
  • シリアからの石油略奪
    シリアからの石油略奪

シリア外務省が、同国北東部デリゾールの複数地域で米軍が行った軍事攻撃を非難し、「米国は、我が国の東部から石油を略奪していることを覆い隠すためにこのような行動を取った」としました。

24日、シリア北東部にある米軍基地2ヶ所が、ロケット弾攻撃を受けました。

アメリカのバイデン大統領はこの前に、シリア東部攻撃の命令について下院および上院の議長に書簡を送り、通知していました。

シリア公営サナ通信によりますと、同国の外務省は声明を発表し、「米国は、我が国の油田から原油を強奪し、これを毎日タンクローリー80台を使って、イラク国境アルワリードに作った違法な抜け道を通じシリア国外へ運び出している」と述べました。

声明はさらに、「米国は、攻撃した地点に関して嘘をつき、この敵対的行動を正当化しようとしたが、それは失敗に終わった。これは、シリアの主権および領土保全を明白に侵害した、シオニスト政権イルラエルの侵略行為およびテロ組織ISISの攻撃を利するための行動である」と指摘しました。

そして、アメリカの占領行為を終結させシリア政府が自国領土の全てを支配下に置くべきだと強調し、世界の全諸国に対して、米軍のこのような攻撃を非難するよう求めました。

シリアでは、2017年9月に米軍の手先として動いていたテロ組織ISISが敗北したことから、米軍が間髪入れずに直接これに取って代わり、シリアから石油などの資源略奪を始めています。

 


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