善導の勧め:学問と社会的善導の重要性に関するシーア派5代目イマームの名言
シーア派5代目イマーム、ムハンマド・バーゲルは、その優れた人格と博学により非常に名声を博していました。この偉人については科学、宗教行為、社会行為、コーランの解釈と理解、倫理的な教えなど、さまざまな分野で伝承ハディースが語られてきました。
【ParsToday宗教】ムハンマド・バーゲル(イスラム暦57~114年)として知られる「ムハンマド・ビン・アリー・ビン・フセイン・ビン・アリー・ビン・アビー・ターリブ」は、父で4代目イマーム・サッジャードの後を継いだ5代目イマームです。彼はイスラムの預言者の子孫の1人かつ、3代目イマーム・フセインの孫にあたります。
彼の異名として最も有名なのは、「明るみに出す者」を意味する「バーゲル」であり、出生前にイスラムの預言者がこの称号を彼に与えたと言われています。
ムハンマド・バーゲルは、約19年間にわたりシーア派の導師イマームを務めました。
社会正義を重視したこの偉人はイスラム歴114年ゼルハッジャ月7日、時のイスラム政権ウマイヤ朝の為政者の手にかかり、57歳で殉教しました。
このイマームの遺体はアラビア半島ヒジャーズ地方にあるバキー墓地に埋葬されました。歴史家によれば、ムハンマド・バーゲルは学問運動を興し、その運動は息子の6代目イマーム・サーデグの在任中にその頂点に達しました。彼の教友や門下生の数は462人にも及びます。
以下に、この偉人が残した倫理・道徳に関するハディースを紹介します。
1.知識の寄付
「知識の寄付とは、それを神のしもべたちに教えることである」
2.他者を導くこと
「他人に導きの方法を教える人、それを実行する全ての人の来世(と現世での恩恵)と同様に、それは彼のものとなり、行動する人の神からの報酬は全く減らない」