国連が、サウジでの死刑増加を懸念
(last modified Sat, 27 Aug 2022 08:42:07 GMT )
8月 27, 2022 17:42 Asia/Tokyo
  • サウジの国旗
    サウジの国旗

国連がサウジアラビアによる人権蹂躙の過去に触れ、同国での死刑判決増加に懸念を示しました。

サウジアラビアは、人権分野に関して暗い経歴を有しています。

近年では、サウジ国内における政治活動家や人権活動家の逮捕、法の枠外の処刑や拷問、恣意的逮捕、失踪、宗教的少数派の正当な要求の抑圧に関する多数の報告が公表されています。

欧州・サウジ人権機関の報告によりますと、今年上半期で、同国での処刑数は120人にも及び、昨年のほぼ2倍になったことが判明しています。

タスニーム通信によりますと、ミシェル・バチェレ国連人権高等弁務官は記者会見で、サウジでの集団処刑を非難するとともに、同国に対し死刑執行の停止を求めました。

バチェレ氏はまた、「サウジアラビアが批判に無関心であることは、同国が国際法やそれに定められた義務に無関心であることの証拠である」としました。

以前にも、サウジアラビア人研究者ファハド・アル・ガフィリ氏が自らのツイッターに、同国のムハンマド皇太子が政権を掌握した2017年以降、国内で590人が処刑されたと投稿しています。

 


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