サウジが、シーア派青年8人に死刑判決
11月 06, 2022 19:18 Asia/Tokyo
シーア派の集団処刑を続けるサウジアラビアが、新たに8人の青少年に死刑判決を言い渡しました。
サウジ政権は、依然として国内での死刑執行数が世界最多の国となっており、国内の男女や法定年齢に達していない子どもまで従わせるため、この刑罰を度々利用しています。しかもそれらは、イスラム法および国際法に違反する形で秘密裏に行われています。
ファールス通信によりますと、サウジアラビアはさらに8人のシーア派青少年を、罪名通告なしで死刑にする方針です。
間近に迫ったこれらの青少年の死刑執行に対して、メディア活動家らのSNSページでは、「虐殺を止めろ」というハッシュタグがトレンド入りしました。
欧州サウジ人権機関は先月31日、声明を発表し、サウジ司法当局が15人の抗議者に対して死刑判決を出したと明らかにしました。同機関は、この判決により、サウジ国内で刑執行を待つ死刑囚の数は53人となり、そのうち8人は18歳以下だとしています。
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