イラク首相 「ファルージャは解放された」
6月 18, 2016 17:43 Asia/Tokyo
イラクのアバディ首相が、西部のファルージャがテロ組織ISISの占領から解放されたことを明らかにしました。
アルアーラムチャンネルのニュースサイトによりますと、イラク治安部隊の総指揮官を務めるアバディ首相は、17日金曜、「イラク軍は、ファルージャ中心部を管轄下に置き、この町をテロリストの占領から解放した」と強調しました。
アバディ首相は一方で、「いまだにファルージャの一部の地域では、テロリストは完全に掃討されていない」としています。
さらに、イラク軍の次の計画は、モスルをISISの手から解放することだと宣言しました。
ファルージャの解放が発表された後、首都バグダッドや中部、南部の一部の都市で、17日夜、人々が街頭に繰り出し、イラク軍の勝利とファルージャの解放を祝いました。
イラン外務省のジャーベリーアンサーリー報道官は声明の中で、イラクの政府と国民にファルージャの解放の祝辞を述べました。
ファルージャは、首都バグダッドからおよそ60キロ離れた西部アンバール州に位置しています。
この町は、3年前、ISISに占領されました。
ファルージャとモスルは、ISISの占領下にある戦略的な都市となっていました。
ファルージャをISISの占領から解放する作戦は、5月23日から、アバディ首相の指示により、およそ2万人の政府軍や義勇兵を動員して開始されました。