イラク・ファルージャの解放
6月 18, 2016 19:32 Asia/Tokyo
イラクのアバディ首相が、「イラク西部のファルージャが、ISISの占領から解放された」と語りました。
IRIBナジャフィー解説員
アバディ首相は、17日金曜、「イラク軍は、ファルージャ中心部を管轄下に置き、この町を解放した」と強調しました。さらに、イラク軍の次の計画は、モスルをISISの手から解放することだと宣言しました。
こうした中、イラク軍は、ファルージャの市庁舎で、この町でのテロリストに対する勝利を祝いました。ファルージャの解放が発表された後、イラク各地は喜びの雰囲気に包まれました。首都バグダッドをはじめ、バスラなどの南部や中部の都市では、17日夜、人々が街頭に繰り出し、ファルージャ解放作戦でのイラク軍の勝利を祝いました。
イラクのジュブリ国会議長は、17日、声明を発表し、ファルージャでの最近のイラク軍の成功を賞賛しました。ジュブリ議長は、「ファルージャの完全な解放は、イラクのISIS消滅のカウントダウンが始まったことを意味する」と語りました。
イランのザリーフ外務大臣も、メッセージを寄せ、イラクの政府と国民、宗教権威に、ファルージャ解放の祝辞を述べました。
ザリーフ外相は、18日土曜、ファルージャ解放に関してイラクのジャファリ外務大臣にメッセージを送り、「ファルージャでの、イラクの政府軍と義勇兵によるテロリストとの勇敢な戦い、そして最近の勝利は栄誉だ」としました。
ザリーフ外相はまた、「連帯と団結、国家の可能性の活用により、イラク国民は、一丸となったこの国の全土で、テロリストとその支援者たちに対してより大きな成功を収めるだろう」と強調しました。