イラク抵抗組織、「占領終結の唯一の道は軍事的選択」
12月 12, 2022 18:43 Asia/Tokyo
イラク抵抗組織の1つであるヌジャバ運動が、自国がテロ組織ISISに勝利した記念日の到来にちなみ発表した声明で、「占領を終わらせる唯一の道は軍事的選択である」としました。
ヌジャバ運動はこの声明において、「我々は、我が国の占領に反対する立場を改めて表明する。また、占領を解消する唯一の道は軍事的選択であり、他の選択肢はないと考えている」と強調しました。
続けて、「イラクの人々は、困難な時期に常に自分たちと共にあった人々を忘れることはない。その筆頭が、武器の確保から経験・能力面の供与にまで惜しみなく協力してイラクを見捨てなかったイランであり、同国の(イランイスラム革命防衛隊の)故ソレイマーニー司令官やその他の戦士たちは、イラク民兵組織ハシャドアルシャビの故アル・ムハンディス副司令官とともにテロ組織相手に戦った」と指摘しました。
また、ハシャドアルシャビ第41師団の司令官も、「米軍がイラクから撤退すれば、数日のうちにISISは跡形もなく消滅するだろう」と述べています。
イラクの衛星チャンネル・アルアハドによりますと、同司令官は演説の中で、自国におけるテロとの戦いの過程で米軍が行った妨害行為を、強く批判しました。
イラクは2017年、 3年におよぶ戦いの末に、一時同国の3分の1を占領したISISに対して勝利したと宣言しました。しかし、散り散りになったISISの核や因子の一部は未だにイラクの各地域で活動を行い、イラク軍も、彼らとの戦いを続けています。
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