シリア石油相、「米の占領行為はシリア国民の苦痛を増長」
(last modified Sun, 15 Jan 2023 09:59:30 GMT )
1月 15, 2023 18:59 Asia/Tokyo

シリアの石油鉱物資源相が、「米国による占領行為や違法な制裁はシリア国民の苦しみを引き起こしている」と語りました。

シリア国営サナ通信によりますと、シリアのBassam Tohme石油鉱物資源相は、インド政府の主催による「南の声」と称する地域諸国外相によるウェビナールにて、「産油地域を含むシリアの一部地域の占領や同国に対する違法なアメリカの制裁行使により、シリア国民が暖房、食事や農業関連のニーズの確保において多くの困難や苦しみに直面している」としました。

このヴェビナールは、開催国インドのほか、アルメニア、オマーン、モルディブ、パナマ、ジャマイカ、ケニア、エルサルバドル、ジョージア、ウガンダ、チュニジア、ドミニカの各国外相らも参加し、意見を表明しています。

シリアでは、2011年からサウジアラビア、アメリカや彼らの同盟国の支援を受けている複数のテロ組織が、地域のパワーバランスをシオニスト政権イスラエルに有利となるよう転換させるべく、大規模な侵略をしかけたことにより危機が生じました。

しかし、アメリカの軍事的な片腕だったテロ組織ISISが2017年9月に敗北した後、アメリカは直接彼らに取って代わり、その時期からISISの代わりにシリアの石油などの資源の略奪を開始しています。

 


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