ガザで子どもたちがたこ揚げ、東日本大震災から12年
3月 09, 2023 16:41 Asia/Tokyo
東日本大震災からまもなく12年となるなか、パレスチナ・ガザ地区で難民の子どもたちが毎年恒例となっているたこ揚げを行い、被災地のさらなる復興を願いました。
フランス通信および、日本の複数のメディアによりますと、ガザ地区ハーンユヌスで7日火曜、2011年に起きた東日本大震災の犠牲者をしのび、地元の子どもたち約500人がたこ揚げを行いました。
この日の会場には、難民の子どもたちおよそ500人が集まり、パレスチナの伝統的な衣装に身を包んだ女の子が「ダブケ」と呼ばれる踊りなどを披露しました。
参加した少年の1人は「2011年に起きた津波の悲劇を思い、日本の人々と連帯してたこを揚げました。私たちは一つです」とコメントしています。
また、12歳の女の子は「日本の子どもたちの幸せや成功、それに日本の人たちが平和に安全に暮らせることを願っています」と語りました。
このイベントについて、UNRWAガザ事務所のトーマス・ホワイト所長は「毎年行われるこの行事は日本とガザの連帯を示すものだ。自由に域外に行くことができないガザの子どもたちにとって日本を知ることができる貴重な機会にもなっている」と述べています。
この催しは、パレスチナ難民を支援するUNRWA国連パレスチナ難民救済事業機関の呼びかけで2012年に始まり、新型コロナの影響で中止となった2020年を除き、毎年行われています。