国連が、イスラエルの新たな犯罪に強い懸念
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アントニオ・グテーレス国連事務総長
アントニオ・グテーレス国連事務総長が、シオニスト政権イスラエルの新たな犯罪と同政権軍兵士によるパレスチナ・ヨルダン川西岸ジェニンのキャンプへの残忍な攻撃に懸念を表明しました。
イルナー通信記者によりますと、国連のファルハン・ハック副報道官は、シオニスト政権によるジェニンのキャンプへの残忍な攻撃に関して、「国連事務総長は、イスラエル治安部隊の攻撃後の19日月曜にジェニンで発生した出来事において、子供を含むパレスチナ人6人が死亡、負傷し、さらに60人のパレスチナ人が負傷した事件を強く懸念している」と述べています。
また、「こうした衝突の増加により、この地域に致命的な危機が広がる危険がある。すべての関係勢力者は緊張の激化につながる行動を控え、政治対話に復帰すべく必要な措置を講じるべきである」としました。
さらに、「我々は、パレスチナ領におけるイスラエルの入植地建設は違法であり、国際法に違反していると宣言した。かつ我々はイスラエルの約束履行を確実にすべく、すべてのパートナーと協力している」と語っています。
アラブ連盟もまた、ジェニン市におけるイスラエルの大規模な攻撃を非難しました。
パレスチナおよびアラブ占領地域を担当するアラブ連盟のサイード・アブ・アリ事務次長は、シオニスト政権によるジェニン市攻撃に対し、「ジェニンへの攻撃は、パレスチナ国民に対する恋然とした戦争の継続と拡大に等しい」と述べました。
そして、「これは一連の憲章、法律、国際的合法性に関する決議への明白な違反であり、国際社会の意思に反抗し、平和確立を目指すあらゆる見通しの脆弱化に拘泥した行為である」と語っています。
イスラエル軍は19日朝、ジェニンにあるキャンプを攻撃し、パレスチナ戦士らの強い抵抗に直面しました。
同時にパレスチナ保健省は、ジェニンキャンプに対するシオニストの攻撃で、これまでにパレスチナ人6人が殉教し、91人が負傷したと発表しました。