イラク首相、「イラク軍はモスルを解放する準備を整えている」

イラクのアバディ首相が、イラク軍は、同国北部モスルをテロ組織ＩＳＩＳから解放する準備を整えているとしました。

イルナー通信がバグダッドから伝えたところによりますと、イラク軍の総指揮官を務めるアバディ首相は、イラク北部ニナワ州の首都モスルから６０キロの地点にある戦略的に重要な空軍基地が完全に解放されたことを確認すると共に、モスルの市民に対し、モスル解放作戦に向けた準備を整えるよう求めました。

アバディ首相はイラク国営テレビにより放送された演説の中で、また、「ファルージャでＩＳＩＳを破り、砂漠に敗走させたように、モスルでも、彼らを敗退させるだろう」と語りました。

さらに、「ＩＳＩＳとこの組織を支援し、この組織の宣言を行う者に対し、まもなくＩＳＩＳは壊滅すると警告を発する」と強調しました。

こうした中、一部の報道によりますと、ＩＳＩＳの一部の指導者らは、モスルにある住宅の家具を売却し、秘密裏にこの町から逃げているということです。

イラク北部にある大都市モスルは、２０１４年からＩＳＩＳに占領されています。