米誌、「英米のイエメン攻撃は効果なし」

アメリカの雑誌「ナショナル・インタレスト」が、同国およびイギリスによるイエメン攻撃は効果がなかったとしました。

アメリカの外交政策と国際安全保障の専門家であるダイアン・チェンバレン（Dianne Pfundstein Chamberlain）氏は、ナショナル・インタレストへの寄稿において、アメリカとイギリスによるイエメン攻撃は同国を撤退させる代わりに、イエメンのパレスチナ支持者らによる大規模なデモの実施につながったとしました。

また、「世界で最強の軍隊を持つと主張されている米国は、イエメンが紅海で行うイスラエル船舶攻撃措置をやめさせることができていない」と続けました。

さらに、「武力行使を容易にする、もしくは政治的によりコストの低いものとする戦略・選択はどれも、米国の行う威嚇の効果を弱めている」としました。

そして、「実際、米国のジョン・カービー国家安全保障会議戦略広報調整官は、バイデン大統領に陸上作戦の意向があるかという質問に対し、「我々は、イエメンとの戦争を望んでいない」と述べている」と説明しました。

その上で、「米国は、今月3日にイエメンへ発した警告により同国を撤退させることができず、そこから、米国のさらなる攻撃は同じように失敗すると予測される」と指摘しました。

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