国連事務総長「イスラエルの作戦によりガザの死者数が前代未聞に」
国連のグテーレス事務総長は22日日曜、イスラエル政権が行う軍事作戦によりガザでの死者数と破壊規模が前代未聞の水準になっているとしました。
【ParsToday国際】グテーレス事務総長は22日、西アジア地域での緊張増大に懸念を示しながら、イスラエル政権が行う軍事作戦によりガザでの死者数と破壊規模が前代未聞の水準になっており、レバノンが第二のガザになることも危惧されるとしました。
グテーレス事務総長は、次のように述べました。
「我々は、レバノンが第二のガザとなり、世界にとって壊滅的な悲劇が起きるのではないかと危惧している」
これに先立つ20日金曜には、EUのボレル外務・安全保障政策上級代表も、レバノン・ベイルート南部郊外への攻撃を受け、西アジアの緊張増大についての懸念を表明しています。
各メディアは22日、イスラエル政権が行ったベイルート南部郊外への空爆による殉教者数が、瓦礫の下から子ども2人の遺体が見つかったことにより50人に増えたと報じました。
レバノン保健省によれば、一部殉教者の遺体は四散していたということです。
シオニスト政権は20日、ベイルート南部郊外の人口が密集する地域の建物を標的とした攻撃を行いました。
イスラエル政権は昨年10月7日以降、西側諸国の全面的支援を受けながら、ガザおよびヨルダン川西岸において、身を守る術を持たないパレスチナ人に対する大規模な殺戮を開始しました。
最新の報告によれば、ガザでは同政権の攻撃により、これまでにパレスチナ人4万1000人以上が殉教、9万57000人以上が負傷しています。
シオニスト政権イスラエルは、パレスチナがイギリスの委任統治領となっていた1917年に計画が立てられ、世界各地からのユダヤ人の入植を経て、1948年にパレスチナ領土で樹立が宣言されました。
同政権はそれ以降、パレスチナ人を虐殺し彼らが持つ土地全てを奪うことでパレスチナ全土を占領しようと様々な計画を実行しています。
イランをはじめとした多くの国々は、植民地主義政権イスラエルの解体とユダヤ人入植者の元の土地への帰還を真剣に支持しています。