イエメン抵抗組織;「シオニストの犯罪により我が国の決意が強まった」
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イエメン抵抗組織アンサーロッラーの指導者、アブドルマリク・バドルッディン・フーシ氏
イエメンのイスラム抵抗組織アンサーロッラーの指導者、アブドルマリク・バドレディン・アルフーシ氏が地域情勢に関するこの組織の堅固な立場を強調しました。
バドレディン・アルフーシ氏は、イエメン救国政府首相とその側近数名がシオニスト政権イスラエルによる先ごろの空爆で殉教したことに因む演説で、「イスラエル政権は自らの犯罪と残虐行為によって、イエメン政府関係者だけでなく、パレスチナ、レバノン、シリア、イラク、イランにおいても防衛手段を持たない女性や子供、民間人を標的にしている」と語っています。
【ParsToday西アジア】バドレディン・アルフーシ氏は「この新たな犯罪は、地域におけるイスラエルの長い犯罪行為の記録に追加された」と強調しました。
また、イスラエル政権を人道や国際的原則にとっての絶対的な敵だとし、「シオニストが牛耳るこの政権は法律、義務、基準を一切遵守しておらず、その行動はすべて暴力と攻撃性に塗れたものとなっている」と述べています。
さらに「シオニスト政権による最近の犯罪により、イエメン国民の立場の重要性がこれまで以上に明らかになった。その立場は人間的、宗教的価値観と原則に基づき、大きな責任を担っている」とコメントしました。
そして「イスラエルは共同体全体にとっての危険であり、パレスチナおよびガザ地区における日々の犯罪には本格的な対処が必要だ」と述べています。
続けて「イエメン国民は最初から、この道の途上で犠牲を払う覚悟を決めていた。この道には犠牲が伴うことは承知しているが、これらの犠牲は決して弱体化や後退をもたらすものではなく、逆にイエメン国民の安定、確信、そして決意を強めるだろう」と語りました。
また「シオニストの計画は諸国民を支配しようとする企みに過ぎない」とし、「イエメン国民とイスラム共同体の真の利益は、何物にも隷属しない自由と独立の維持にある」と付け加えました。
加えて「イエメン国民が選んだ道は、名誉、尊厳、そして誇りの道である。我々は、この道で自分たちが提供できるものを誇りとしている。一方で、一部の国々はイスラエルの犯罪に対する沈黙と降伏という選択肢を選んでいる」と述べました。
さらに、イスラムの神聖とアクサー・モスクの位置づけについても「イエメン国民の名誉と信仰は、シオニストによる聖地への侵略と完全占領の試みに無関心であることを許さない。我々がこれまで行ってきたことは、敵との実際的な対決の一環である。ミサイル発射、無人機の使用、海上封鎖を含む対イスラエル軍事作戦は着実に激化しつつある。また、あらゆる分野でのパレスチナ市民に対する支援努力も継続していく」としています。
バドレディン・アルフーシ氏は最後に「イエメン国民は宗教的尊厳の頂点にあり、敵に屈服した輩のような屈辱や受動的な状態には決して陥らない。この決意と堅忍不抜さこそは国民を防衛し、またその価値観を守る道の継続を保証するものである」と結びました。