西アジア情勢|オマーン、航空地図からのイスラエル削除を計画/イエメン抵抗組織:「ハマスの武装解除は不可能」
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イエメン抵抗組織アンサーロッラーのムハンマド・アル・バヒティ政治局員
シオニスト政権イスラエルの複数のメディアが、オマーン航空の航空地図からイスラエルの名称が削除されたと報じました。
【ParsToday西アジア】イスラエルの報道各社は、オマーン航空が自社の航空地図から「イスラエル」という名称を削除し、「パレスチナ国」に置き換えると発表しています。
イエメン抵抗組織:「ハマスの武装解除は不可能」
イエメンのイスラム抵抗組織アンサーロッラーのムハンマド・アル・バヒティ政治局員はある談話で「仲介当事者は、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスの武装解除問題に過大な期待を抱くべきではない。なぜなら、この問題は不可能だからだ」と語りました。バヒティ氏はさらに「我々の武器はハマスの武器であり、我々の作戦現場はハマスの作戦現場と同じだ」と述べています。
仲介国との交渉の第1ラウンドが終了
エジプト・シナイ半島南部のシャルム・エル・シェイク市で行われたハマス代表団とエジプトおよびカタールの仲介者との間の交渉の第1ラウンドが終了しました。その結論としてハマスは、イスラエルによるガザ攻撃続行をシオニスト捕虜釈放に関する合意の重大な障害だとの見方を示しています。
ゴッツ旅団、ガザ南部のイスラエル占領軍司令部を迫撃砲で攻撃
パレスチナ・イスラム聖戦運動の軍事部門「ゴッツ旅団」は、ガザ南部にあるイスラエル軍の司令部を攻撃したと発表しました。これに先立ち、ハマスの軍事部門「カッサム旅団」も、今月4日にガザ南部でイスラエル政権所属のメルカバ戦車を攻撃したと発表しています。これらの攻撃は、パレスチナ側の対イスラエル攻撃「アクサーの嵐作戦」の開始2周年を目前に継続されています。
ガザは100万人の子どもたちの土地ながら、身を寄せる場所と安全は皆無
UNRWA国連パレスチナ難民救済事業機関は、「ガザには100万人以上のパレスチナの子どもたちが暮らしている。しかし、この地区には子どもたちにとって『安全』と言える場所は全くない」と表明しました。UNRWAはさらに「イスラエル占領軍はパレスチナの子どもたちを殺害し続け、殉教に追い込んでいる」としています。
WFP世界食糧計画:「ガザには今まさに大規模な支援と食糧が必要」
WFP国連世界食糧計画は、ガザ地区の人々にとって食糧と支援が深刻かつ広範囲に必要とされていることを強調し、「2年間の戦争後、人道支援は縮小ではなく拡大すべきだ」としました。ガザ地区のパレスチナ保健省によりますと、2023年10月7日以降のイスラエルの攻撃による殉教者数は合計6万7160人、負傷者数は16万9679人に達しています。
イスラエル軍、ガザ南部を空爆
イスラエル軍はガザ地区への攻撃停止を発表していましたが、パレスチナの情報筋によりますと、ガザ南部ラファ南部への新たな空爆があったということです。イスラエル軍の戦闘機は現地時間6日月曜夜、ガザ南部ラファのアル・マワスィ地区を攻撃しました。なお、この攻撃による人的・物的被害の詳細は明らかにされていません。