シリア・アレッポの暫定停戦と同時にロシアが空爆を停止
10月 20, 2016 19:54 Asia/Tokyo
シリア北部のアレッポで、11時間の暫定停戦が始まったのと同時に、ロシア国防省は、この地域のテロリストの拠点に対する空爆の停止を明らかにしました。
イルナー通信によりますと、この停戦は、現地時間午前8時から始まり、午後7時まで続けられます。
ロシア参謀本部のルドスコイ機動総局長は、20日木曜、「停戦確立の目的は、地域の住民を安全なルートから避難させ、負傷者を運び出し、アレッポ東部の武装グループを掃討することにある」と発表しました。
また、「停戦の延長は国際機関の要請によって行われ、ロシアはこれまで、すべての取り決めを守ってきた」としました。
ロシアのメディアも、19日水曜夜、アレッポ東部の住民や武装勢力が、所定のルートから大規模な撤退を始めたことを明らかにしました。
ロシアのメディアによりますと、武装勢力は自発的に武器を捨て、所定の場所から地域を去ったということです。
この報告によりますと、武装勢力は、専用のバスで、テロリストや反体制派の支配下にあるイドリブに移動しているということです。
ロシア外務省も、アレッポの和平の確立と人道支援の移送に向け、あらゆる可能性を活用すると発表しました。
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