アメリカ国防総省、イラクとシリアの民間人に対する攻撃を認める
11月 10, 2016 19:59 Asia/Tokyo
アメリカ国防総省が、イラクとシリアの民間人に対する攻撃を認めました。
イルナー通信が10日木曜に伝えたところによりますと、アメリカ国防総省は報告の中で、2015年11月20日、シリア東部デリゾールに対するアメリカの攻撃で、民間人5人が死亡したとしました。
アメリカ国防総省はまた、2015年3月5日、イラク北部のモスル近郊に対する攻撃で、民間人10名が死亡したと述べました。
さらに、2014年に行った攻撃の中で、シリアとイラクの民間人119人が死亡、37人が負傷したことを認めました。
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは、2014年にイラク、シリアでのアメリカの攻撃で死亡した民間人の数を、300人と発表しています。
ロンドンに本部を置くNGO・エアワーズも、イラクとシリアにおけるアメリカ主導の対ISIS有志連合軍による攻撃の犠牲者の数は、攻撃の開始から数えて1787人だとしています。
イラク・モスルの学校の児童と生徒の殺害、シリア・マンビジでの虐殺、女性15名が死亡、50名が負傷したイラク・キルクークの葬儀会場に対する攻撃、これらはアメリカ主導の有志連合がシリアやイラクで行った攻撃であり、国際機関はこれらの出来事に沈黙しています。
アメリカ主導の対ISIS有志連合は、テロ組織との戦いを口実に、2014年9月からシリアやイラクに対する空爆を始めました。
これらの連合軍の攻撃は、国連安保理の許可なく行われています。
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