ロシア、「テロリストによるシリアでの化学兵器の使用は証明可能」

ロシア国防省が、テロリストがシリアで塩素ガスや白リンガスなど化学物質を使用したことを証明することができるとしました。

イルナー通信によりますと、ロシア国防省のコナシェンコフ報道官は、「テロリストがシリアで用いた兵器に対する９つのサンプル採取の結果により、彼らが化学兵器を使用したことが証明できる」としました。

コナシェンコフ報道官は、「ロシアは、テロリストによる化学兵器の使用を証明する十分な資料や証拠を持っている」と語りました。

ロシアの２４チャンネルも、ロシア軍が行った検出の結果を引き合いに出し、「テロリストがシリア北部アレッポの住民に対し、塩素ガスや白リンガスを使用したことが明らかになった」と報じました。

テロリストがシリアとイラクで軍隊や民間人に対し化学兵器など禁止兵器を使用したことは、これまでに何度も証明されたにも拘らず、アメリカを含むシリア反体制派を支援する国は、この問題の安保理での審理を妨害しています。

シリアが、国連の監視のもと、自国の化学兵器を全て廃棄したにも拘らず、西側諸国は、世界の人々の目を事実から逸らせる目的で、化学兵器を使用したとしてシリアを非難しています。