ロシアと中国、シリア・アレッポに関する国連の決議に拒否権を行使
12月 06, 2016 20:12 Asia/Tokyo
ロシアと中国が、シリア・アレッポに関する国連の決議に拒否権を行使しました。
ファールス通信によりますと、国連安全保障理事会は、5日月曜夜、アレッポの1週間の停戦に関する国連の決議に関して話し合うための会合を開催しました。
しかし、中国とロシアがこの決議案に拒否権を行使しました。
ロシアのチュルキン国連大使は、「アレッポの衝突を停止させるために段階的な日程スケジュールを決定し、武装勢力がアレッポ東部を離れるための安全なルートを確保すべきだ」と語りました。
今回の決議案には、武装勢力のアレッポ東部からの撤退については触れられていません。
チュルキン大使は、「シリアのテロリストは、一息ついて自分たちの態勢を強化するため、過去の停戦を利用していた」と語りました。
さらに、「この提案への賛成は、アレッポの人道的な状況を損なうことになる」と語りました。
ロシア政府は、「シリア軍は現在、アレッポの大部分を管轄下に置いており、現在停戦にほとんど意味はなく、延長もできない。なぜならテロリストはその延長によって力をつけているからだ。そのためテロリストは、アレッポを離れるか、殺害されるかのどちらかとなるべきだ」としています。
シリア政府軍は、アレッポ東部のテログループや武装グループの占領からの解放に向け、これらの地域で進軍を続けています。
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