サウジアラビアで、刑務官の拷問によりシーア派教徒1名が死亡
1月 12, 2017 20:45 Asia/Tokyo
サウジアラビアの刑務所で、政府側の刑務官による拷問で、シーア派教徒1名が死亡しました。
ファールス通信によりますと、サウジアラビアの人権活動家は12日木曜、同国東部カティーフの市民の1人が、1週間前から、はっきりとした理由なく政府側により身柄を拘束され、刑務所内で刑務官の拷問を受け、死亡したと発表しています。
この報告によりますと、サウジアラビア政府の責任者らは、責任を逃れるため、この市民が刑務所内で自ら首を吊ったと主張しています。
サウジ政府側は、この市民の家族に対し、遺体との面会を条件に自分の子供が自殺したと表明するよう求めていましたが、遺族側はこの要請を拒否しました。
サウジアラビアのサウード政権は、カティーフに住む民間人を意図的に攻撃しています。
サウジ政府のこの行動は、2011年以来同国のシーア派指導者ニムル師が主導していた運動に対する報復行為とされています。
サウジ政府は、ニムル師を2016年に処刑しましたが、この行動は地域、国際的な独立系機関の反発を引き起こしています。