国連事務総長、サウジアラビアを子供の権利侵害国に再指定か
8月 24, 2017 16:36 Asia/Tokyo
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イエメンの子供
国連のグテーレス事務総長が、サウジアラビアを子供の権利侵害国のリスト入りについて決断を下します。
アルジャジーラテレビによりますと、国連のドゥジャリク事務総長報道官は、グテーレス事務総長は、サウジアラビアをこのブラックリストに入れることを求めていると語りました。
昨年にも、国連は、サウジアラビアを子供の権利侵害国のリストに入れましたが、サウジアラビアは国連への支援金を打ち切ると脅迫し、このため、当時のパン事務総長は、一時的にサウジアラビアをこのリストの対象外としました。
国連の報告によりますと、イエメンにおけるサウジアラビアの犯罪行為は、戦争犯罪とみなすことができるということです。
サウジアラビアはハーディー元大統領の政権復帰のため、アメリカの支持を得て、2015年3月からイエメンを攻撃し、全面的に封鎖しています。
この侵攻で、イエメン人1万2千人以上が死亡、数万人が負傷し、数百万人が難民化し、またイエメンのインフラが破壊されています。
また、この攻撃により、イエメンでは、深刻な食糧と医薬品が不足し、多くの感染症が流行しています。
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