11月 23, 2017 20:42 Asia/Tokyo
  • シリア外務省
    シリア外務省

シリア外務省が、イラン、ロシア、トルコの3カ国が、ロシアのソチで行った首脳会談の最終声明を歓迎しました。

シリアのサナ通信によりますと、シリア外務省は22日水曜夜、「シリア政府は、シリアの主権、独立、領土保全を尊重し、シリア国民の流血の阻止に役立つようなあらゆる政治的な措置を歓迎する」としました。

イラン、トルコ、ロシアの大統領は同日、シリア情勢について検討し、この国の危機を終わらせるための方法を見出す目的で、ソチで首脳会談を開催しました。

ローハーニー大統領、プーチン大統領、エルドアン大統領

ローハーニー大統領、プーチン大統領、エルドアン大統領は、この会談の後、共同声明の中で、シリアの主権、独立、領土の保全と統一を改めて強調し、テロ組織の最終的な敗北まで、協力を続けていくことで合意しました。

また、シリアに統一を取り戻し、シリア危機の解決法を見出すためにシリアの人々を支援することで合意しました。この政治的な解決法として、国連の監視のもとで、シリアのすべての有権者が参加する自由で公平な選挙の実施により、シリア国民が支持する憲法の作成につながるような、透明、公正、自由、包括的なシリア人同士のプロセスによる方法が挙げられています。

シリア危機

シリア危機は、サウジアラビア、アメリカ、これらの国の同盟国が支援するテロ組織の大規模な攻撃によって、2011年から始まりました。

シリアの政府軍と抵抗勢力は、今月19日、シリア東部デリゾール南部の都市のブカマルをISISの占領から解放することに成功しました。

ブカマルの解放により、事実上、ISISのシリアに対する占領は終わりました。

 

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