CNN、「アメリカは、化学兵器による攻撃の確証なしにシリアを攻撃」
4月 19, 2018 19:38 Asia/Tokyo
シリアでの化学兵器の使用を主張しての、アメリカとその同盟国によるシリア攻撃から5日もたたないうちに、CNNが「今回の攻撃に関する根拠は、間接的なサンプルや映像のみだった」と報じました。
CNNのインターネットサイトによりますと、アメリカの軍事・情報当局はCNNに対し、「情報機関が、ドゥーマでのシリア政府による毒ガス使用の確証を得られない中で、トランプ大統領は、十分な証拠がないまま、今月14日のシリア攻撃を命じた」と表明しました。
軍事関係者は、「このため、攻撃を続行しないことが決定されたが、ロシアをはじめとするシリアの同盟国の態度も、この決定に影響を及ぼした」としました。
さらに、「アメリカの攻撃前に、シリア軍がドゥーマで毒ガスを使用したことを確認することは不可能だった」としています。
CNNは、「特に、アメリカの情報当局は、この件に関して現在までに得られているサンプルが、攻撃を受けた現場から直接入手されたものではなく、違法に入手されたものであり、どこから来たのかは全く不明だと強調している」と報じました。
アメリカ、イギリス、フランスは今月14日、シリア軍が同国の町ドゥーマを化学兵器により攻撃したと主張し、シリアの一部の地域をミサイルで攻撃しました。
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