サウジアラビアが再度イエメンでクラスター爆弾を使用
6月 14, 2018 19:15 Asia/Tokyo
サウジアラビアの爆撃機が、再びイエメンに対してクラスター爆弾を使用しました。
イエメンのアルマシーラチャンネルのサイトによりますと、サウジアラビアの爆撃機は、14日木曜、イエメン北部サアダ州をクラスター爆弾で攻撃しました。
クラスター爆弾の使用は、2008年に成立したクラスター爆弾禁止条約によって禁止されていますが、アメリカやイギリスはサウジアラビアにこの種の爆弾を売却し、サウジアラビアはイエメンの民間人に対してこの爆弾を使用し続けています。
また、別の報道では、複数のNGO団体が、サウジアラビア主導の連合によるイエメン西部・フダイダの攻撃の破壊的な結果について警告を発しました。
サウジアラビア軍とアラブ首長国連邦軍は、先月から、フダイダの占領作戦に着手しました。
フダイダ港は、イエメンの人道支援移送の重要なルートです。
国際NGOセーブ・ザ・チルドレンも、フダイダでの人道規約への違反について調べるよう求める中で、フダイダで人の道支援活動の継続を求めました。
サウジアラビアとその同盟国によるイエメン戦争で、2015年3月からこれまで、イエメン人1万4000人以上が死亡し、数万人が負傷、数百万単位の難民が出ています。
また、この結果、イエメンは食糧と医薬品の深刻な不足に直面することになりました。