国連、「イエメン・フダイダ州の住民55万人が難民化」
10月 02, 2018 21:17 Asia/Tokyo
国連が1日月曜、イエメン西部フダイダ州の住民55万人が、同州での戦争の激化により難民となっている、としました。
国連のグランデ・イエメン担当人道支援調整官も、最近、フダイダ州でのコレラの蔓延に関して警告を発しました。
グランデ調整官はまた、フダイダ市へのサウジ軍の攻撃により、この市の水道などのインフラ施設に大きな被害が出ている、としました。
世界保健機関も最近、フダイダイは危機的な状況にあるとしました。
サウジアラビアが主導するアラブ連合軍は、今年6月13日から、フダイダ港を占領するための大規模な攻撃を開始しています。
フダイダ港は、イエメンに人道支援を移送する主要な経路です。
サウジアラビアは、2015年3月から、アメリカのゴーサインを得て、複数のアラブ諸国による連合軍でイエメンのハーディ元大統領を復権させ、自国の政治的な目的を実現させる目的、イエメンに対し大規模な攻撃を開始しています。この攻撃により、これまでに、1万4000人以上のイエメン人が死亡、数万人が負傷し、数百万人が難民となり、同国のインフラも破壊されています。
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