サウジアラビア国王がカショギ氏の失踪事件の捜査の責任を負う
(last modified Sat, 20 Oct 2018 06:25:37 GMT )
10月 20, 2018 15:25 Asia/Tokyo
  • サウジアラビアのサルマン国王(左)とムハンマド皇太子(右)
    サウジアラビアのサルマン国王(左)とムハンマド皇太子(右)

サウジアラビアの体制批判的なジャーナリスト、カショギ氏の失踪事件をめぐり、同国のムハンマド皇太子の外交政策が失敗したことを受けて、サルマン国王が、個人的にこの事件の責任を負うことになりました。

サウジアラビアの体制に近い5人の関係者は匿名で、19日金曜、ロイター通信に対して、サルマン国王が個人的にこの問題に介入することで、ムハンマド皇太子の体制責任者としての資格について、閣僚の一部の懸念を招いているとしました。

また、カショギ氏の失踪事件へのムハンマド皇太子の関与は、サウジアラビアにとってこの数十年の最も重要な同盟国であるアメリカの反応によるものだとしました。

さらに、実質的にムハンマド皇太子を制御しているサルマン国王は、カショギ氏失踪事件の発生後、この危機について広く情報を得ておらず、ムハンマド皇太子の側近たちは、サウジアラビアの国営テレビで流している、肯定的な情報をサルマン国王に伝えていたとしました。

カショギ氏は、今月2日、トルコ・イスタンブールのサウジアラビア総領事館に入った後、行方がわからなくなりました。

多くの情報筋は、カショギ氏は体制側の人物によって殺害されたと伝えています。

 

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