ユニセフ、「イエメンの子どもは病院の中でも安全ではない」
11月 07, 2018 19:27 Asia/Tokyo
ユニセフが、イエメン西部の港湾都市フダイダの病院に収容されている子どもや、同市の人道的な状況に警鐘を鳴らしました。
カタールの衛星通信アルジャジーラによりますと、ユニセフは声明を発表し、「フダイダでは、59人の子どもが収容されている病院の周辺で爆音や銃声が聞こえる」としました。
また、「これらの子どもたちは、身近に迫る死の危機に瀕している」としました。
さらに、「フダイダに通じる道が破壊、閉鎖された場合、地域における人的被害は甚大なものになるだろう」と警告しています。
フダイダは、紅海に面した戦略的な港湾の1つで、ここはイエメンに人道支援物資を搬入するほぼ唯一のルートとなっています。イエメンへの食糧や医薬品、衛生用品の搬入の70%がフダイダ経由で入ってきます。
サウジアラビアは、アメリカ、アラブ首長国連邦、そのほかの複数の国の支援を得て、2015年3月からイエメンを軍事攻撃し、完全に封鎖しています。
この戦争で、イエメンではこれまでに1万4000人以上が死亡、数万人が負傷し、数百万人の難民を生み出しています。
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